『ゾンビ』ジョージ・A・ロメロ監督、幻の未発表超問題作/映画『アミューズメント・パーク』予告編

故ジョージ・A・ロメロ監督が1973年に手掛けた幻の未発表映画が半世紀を経てついに解禁!米国の高齢者虐待問題を容赦なく描写!エンタテインメント性は皆無。『アミューズメント・パーク』は2021年10月15日より新宿シネマカリテにて、ほか全国順次公開!

今回解禁された予告編は、「外は楽しくない」と落胆するボロボロの老人(リンカーン・マーゼル)に対し、「自分で確かめる」といい、意気揚々と外出する綺麗な装いの老人(リンカーン・マーゼル)から始まる。若者たちで賑わう「アミューズメント・パーク」。老人は混雑の中での移動は困難で邪魔者扱い。スリにもあう。人々は老人に厳しい。「誰もが行きつく先…」というテロップが、観るものの目を覚まさせる。そして老人は「何も…何も…何もないんだ」と嘆く。老人の後ろ姿をとらえたカットの、その肩の落ち方が凄まじく、観ているこちらもいたたまれなくなる。

1978年に『ゾンビ』を発表し全世界を恐怖のどん底へ叩き落し、以降の“ゾンビ映画”というジャンルを確立した故ジョージ・A・ロメロ監督の幻の未発表映画が発見されたのは3年前。4Kレストアが行われ『アミューズメント・パーク』はついに日本公開。

本作はもともと年齢差別や高齢者虐待について世間の認識を高めるためにルーテル教会がロメロに依頼した企画だったが、出来上がった作品は老人の悲惨な状況が容赦なく映され、そのあまりにもストレートに当時のアメリカ社会を描いた内容に依頼者は慄き、封印されていた。

ロメロがある意味での教育映画を撮っていたという希少性。ホラー映画ではないがロメロの視点で現実を映し出した貴重な作品であり、半世紀封印されていた幻の作品が日本初上陸。
『アミューズメント・パーク』は2021年7月16日より新宿シネマカリテのカリコレ2021にて先行上映、2021年10月15日より全国順次公開

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#ジョージAロメロ#アミューズメントパーク#ゾンビ

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